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課題の一覧


随意運動遂行中の姿勢制御:「コケない」ためのからだのしくみ

手を上げる,足を出すー我々が自分のからだを動かすとき,それと同時に,全身の姿勢とバランスを保持しようとする無意識的な調節機能が働いています.本研究課題では,筋活動や床反力の計測から,随意運動におけるヒトの姿勢制御のメカニズムを解明します.転倒予防という観点から健康科学分野への貢献も期待されるテーマです.

ヴァーチャル空間におけるインターセプト:コンピュータとキャッチボールする

インターセプトとは,動く物体の進路をからだの一部(例えば,手)で妨げようとする,難易度の高い運動行為です.我々は特にヴァーチャル環境における捕球インターセプトについて,視覚入力と運動出力の機能的結合という観点から研究を進めています.スキル評価やトレーニング支援など,将来的なコンピュータ模擬空間の実用性も探っていきます.

下肢関節の障害と予防:スポーツからケガをなくそう

足関節捻挫や膝前十字靭帯損傷など,スポーツ場面におけるケガは下肢関節において頻発するといわれています.外傷の発生機序や予防トレーニングの介入効果について,多点皮膚マーカーによる関節運動計測を中心として,バイオメカニクス的根拠にもとづいた検証をしています.スポーツ活動に対して障害予防という側面からサポートします.

スポーツ場面における予測判断:プレーヤーはなにをみて,どうかんじる?

熟練したプレーヤーは,対峙する相手の動きから瞬時にその意図を読み取り,的確な予測判断を行うことができます.スポーツ動作に内在する予測手がかりについて,コンピュータグラフィクスの映像呈示を利用することで,より客観的かつ定量的な解明を試みています.呈示場面のシミュレーションに動作解析の手法が応用されています.

スイング動作の動力学:「ちから」からみるスポーツのうごき

投動作や打動作では,腕や脚がしなるように動く,いわゆる「ムチ動作」が観察されます.この研究課題では,逆動力学計算やエネルギー流動といった力学的分析により,スイング動作の動力学的動態を明らかにします.スポーツバイオメカニクスの立場から,競技選手のサポートや指導現場への還元など,アウトリーチ活動にも繋がっています.

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